それでは、真夏の(地獄の)植替え作業のレポート、はじまります。
伺ったのは、7月23日。今年は雨続きでなかなか日程が合わず、
この頃には大方の植替え作業は終わっていました。
除草剤を使わない大沢農園さんの葱畑は草がたくさん。 これでも、もう数回(3回だったかな?)草むしりしてるのだとか! 梅雨明けからは草との戦い。 |
草ニモマケズ…たくましい下仁田葱 |
意外と簡単に抜けます。植替えてストレスを与えることで身の締まった 柔らかい葱ができるそう。しかし、この真夏の作業は大変なので 夏の植替えを行わない農家さんも増えているんだって。 |
抜いた葱をトラックに載せて、日当たりのいい山の畑へ運びます。 |
通称ネギロケット♪これで穴をあけていきます。 |
きちんと長さを測って等間隔に、 |
一本、一本、葱を植えます。 実は葉の部分が重ならないように角度もきちんと決まっているんですよ。 |
一列が永遠に終わらない気分。。 と思ったら、大澤さんは数十分!さすがです。 |
植え終わりました!と言っても、これはほんの一部。 数千本を全て手で植え替えるんですって! |
日陰のない山の畑には、真夏の気温は40度を超え、直射日光が容赦なく降り注ぎます。地獄の…と書きましたが、この日はラッキーなことに曇り空。
この時期は、雨も多く(雨が降ると畑に入れないので)、
植替えのできる日数が限られているため、時間との戦いなんだそうです。
冬のイメージが強い下仁田葱ですが、夏の植替えによりさらにおいしくなるんですね。
でも下仁田葱農家にも高齢化の波は押し寄せ、年々植替えをする農家さんも減ってきているそう。「この伝統的な下仁田葱の栽培方法を、多くの人に知ってほしい」と大澤さん。
贈答用として使われることの多い下仁田葱ですが、
ぜひご家庭の食卓でも味わっていただきたい群馬の誇れるお野菜です。
(とんこ)
*大沢農園さんのHP内からも伝統の栽培方法をご覧頂けます→http://www.gaiashimonita.com/